Amazon ついに、ステマレビューの追放か?

Amazon ガイドラインの変更点

禁止事項

金品などの対価(レビューの対価として無料の商品、支払い、ボーナスコンテンツ、キャンペーンやコンテストへの参加資格、値引き、追加商品その景品等を含むがこれらに限られない。)を受けることを目的とした投稿。

Amazon.co.jp ヘルプ: レビューガイドライン より引用 (2016年11月改定)

Amazon.co.jpで購入していない商品についてのレビューは、一週間で5件まで投稿できます。毎週日曜日の日本時間午前9時から、翌週日曜日の日本時間午前8時59分までに投稿されたレビューがカウントされます。

Amazon.co.jp ヘルプ: カスタマーレビューについて より引用 (2016年12月改定)

 

上記の改定により、非公式に販売元などからサンプル提供を受けて、レビューすることが禁じられたうえ*1ガイドライン違反上等で投稿しようとしても、一週間当たりのレビューが5件までに制限された(amazonで購入した場合や本などの一部商品などを除く)*2と云うことです。

 

Amazonとは非公式にサンプル提供を受けて、その見返りにレビューするサンプルレビュー乞食 (ステマレビュー) がここ2年間で横行していました。レビューの信憑性が悪くなるため、いよいよ、アマゾンが動いた様です。

サンプルレビュー乞食 (ステマレビュー) とは

 「○○社よりサンプル提供を受けております」や「サンプルを頂きましたのでレビューします」とかいうあれです。大体五つ星のレビューが多く、デメリットを殆ど書いていません。デメリットを記述するとサンプル提供者から苦情が来るようです*3。提供業者の意向受けたレビューですので、有用性は低くく、消費者の誤解を招くものです。

 

Amazon Vine 先取りプログラム とサンプルレビュー乞食 の違い

 

ところで、アマゾンが公式にサンプルを提供し、レビューさせているAmazon Vine 先取りプログラム があります。これは、アマゾンが主体となって商品の選定とレビューを行う人を選定し、その上で、レビュー者にサンプル提供をすることになっています。これらのレビューは完全にアマゾンの管理下でレビューされていますので、サンプルレビュー乞食(ステマレビュー) よりも、有用性はあると思います。

 

サンプルレビュー乞食

メーカーやアマゾンマーケットプレイスの販売元(中華系商品が多い)から直接商品をもらい、その対価としてレビューするものです。依頼の方法は、例えば、amazonのレビュー用のプロフィールにメールアドレスを記載することで依頼が来るようです。

 サンプルレビュー乞食の場合、レビューの星の数を5にするように依頼者から圧力がかかります。また、レビューの星の数を5にしなければ、次回の依頼が少なくなります。

 

Amazon Vineのレビューはサンプルレビュー乞食と比べ数が少ないので、ほとんど無視できると思います。

 

総論

アマゾンのレビューが昔より信憑性が悪化し、会社としても看過できなくなったようです。ステマレビューは、どこでも存在していると思いますが、いい評価が多い場合、悪い評価も見ることである程度、精度を上げられると思います。